報告・連絡・相談の話

どこの企業でも、困ったときほど、報告連絡相談のアクションが出来る人を採用したい。 

その相談の自分自身の考えの独自性よりも、そのアクション自体に評価が集まる。 

 

意外と知られていない、報告・連絡・相談の三原則。 

①報告内容が正確で迅速⇒評価される。 

②報告内容があいまいで、間違いがある⇒謝れば済む。 

③ウソを報告⇒信頼を失う。次第に評価されなくなり、結局クビ。 

 

ここで大事なのは、③よりも②。②よりも①。 

 

悪い事態を起こした張本人からの報告でも、第三者としての報告でもいい。 

 

③悪い事態を隠そうとして、ウソをつく報告。 

 余計混乱を招く。隠ぺいなんてもってのほか。悪い事態を報告した時に、怒られる、または叱られることを恐れてウソをつく方がよいと考えるかもしれないが、根本的な解決策になっていない。 

 

②悪い事態を間違えて報告。案外謝れば済むということを知らない人が多い。悪い事態と本人の人柄とは関係ないことは明確な場合があるので、良い評価を得る。悪い事態でも報告しようというアクションがある時点で、悪い事態を隠すよりも一定の評価はされるということ。ただ、毎回間違いばかりの報告だと、評価されない。具体的な改善策は、メモしよう。 

 

①悪い事態を正確に迅速に報告。 

自分自身、もしくは第三者としての悪い事態の報告ほど、正確さと迅速さが求められる。正確に、迅速に報告することで、周囲の人が問題に対して、正しい判断を下すことができることに繋がる。 

 

記憶力よりも、記録重視。 

なんでもかんでも覚えられる人が評価されるんじゃなくて、 

ビジネスマナーの根幹である報告連絡相談が出来る人が評価されるのが社会というもの。 

 

記憶力がいいと評価されるのは、そのことが”正しい”報告につながってるからであって 

そういうのがない人は、メモすればいいだけ。 

記憶力の差は、記録することでカバーできる。 

物覚えが悪いというのは、言い訳にならない。